
素人の私が言うのも何ですが…
2018年の年末の少し古い話です。
ツー仲間がグリップヒーターを付けるため、後輩に電源取り出しを依頼して取り付けました。
作業終了後、ギアを入れて発進するとエンストする症状が出たそうです。
で、仕方がなく取り付けた配線を外し、その日は終了。
翌週に再度取り付けを行ったのですが、これもうまくいかず。
何とかならないかと言うので、大阪まで持ってきたら見てみようかとなりました。
後輩も私も素人ですが、持ってきた配線を見ると何やら複雑で無駄なことになっている。
ちょっと記憶が曖昧ですが、確かエストレヤはヒューズが1個しかなかったと思うのですが、
彼の後輩は、このような車両でヘッドライトの配線を分岐してヒーターの電源を取る
やり方をしていました。
ヘッドライトから分岐とか、ヒューズから分岐してアクセサリー本体の電源を取るのは
よくネットで見かける情報です。でも、素人が行うのはかなり危険な事だと思います。
ツー仲間には、エーモンの4極リレーを買って持ってくるように言っておいたので、
それを使ってヒューズボックスからリレーのスイッチ用の電源を取り、
グリップヒーターの電源はリレーを介してバッ直で取りました。
これでうまくいったのですが、ヒーターのスイッチを、私がホームセンターで
購入したL型のプレートを流用してミラーのボルトに固定しているのを見て
彼も購入したのです。
で、DIYで取り付けたのですが、配線長が少し足らないので無理に引っ張って
カシメたところを断線させ、ヒーターが入ったり切れたりという
接触不良状態になり、そのまま、また私のところへ乗ってきた途中、
そこから発火し危うく車両火災で全焼となってしまう事がありました。
なぜ、こんなことを書いているかといえば
私は素人です。電気を学んだ事もないし、バイクの整備も同じく学んだことはありません。
基本的には自分のバイクしかいじりません。
他の人のバイクは触らないので、ツー仲間のケースはレアです。
年末も近づく中、困っているのを見て仕方がなく申し出たのです。
ただ、この件で思ったのは、DIYが悪いわけでもなく、バッ直がダメなわけでもなく、
専門家の情報をきちんと読み取って、自分なりに理解して行わないと、電気は燃える
可能性があるので専用の工具は必要だなと。(ボルトもトルク不足で抜け落ちる可能性がありますが…)
彼の後輩が悪いのではなく、きちんと情報を理解して専用工具を使えば良かったのですが、
残念ながら後輩は工具もなく、テスターすらなかったのです。
そんな事もあって、「専用工具は必要ですよ」運動として、私もバッ直の方法を示した記事を書きました。
このやり方はツー仲間のエストレヤで行った方法です。
https://michikusa.3kabouzu.com/batyoku/
引用元はエーモンさんのDIYラボを紹介しています。
https://www.diylabo.jp/index.html
ただ、バッテリーから取れば何でもいいのかと言えば、これまた素人判断では
難しいところもあります。
メーカーは、その車両が必要とする電力を計算してジェネレーターの規格を決め、
発電した電流電圧を制御するレギュレータの能力を決めています。
なので、単にヘッドライトやウィンカーなどをLED化すればいいという訳でもなく
発電して消費されるはずの計算上の電気が余って、かえってレギュレータに負担をかける
なんて話もあります。
と言うほど、電気は難しいと思うので、DIYは???ってなるのですが、
私と同じく、それでもやろうと思う方には、特にエーモンさんのサイトは参考になると思うので
ぜひ見ていただきたいなと思い、大事な愛車を燃やさないためにあえて書いています。
エーモン DIYラボ
https://www.diylabo.jp/index.html
最後に
最初にヒーターを取り付けてエンストする事象は、バッテリーの電圧不足が
原因ではないかと私は推測しています。素人ですが…(笑)
と言うのも、火災が発生した後、何とか我が家までやってきたエストレヤですが、
今度はセルが回らない。なのでチェックすると10Vを切っていました。
最初に取り付けた時でもギリギリの電圧しかない状態で、単気筒のプラグに火を飛ばすのが
精一杯だったのに、そこへグリップヒーターまでとなってプラグが正常にスパーク
しなくなったのではないかと思ったのです。
ですが、そんな低下した電圧でも接触不良で燃えるとは、恐ろしい話です。
私も自分のバイクにはコネコネと配線を引きまくっていますが、今のところ
熱を持ったり、変な匂いがしたり、燃えたり、急に電圧が下がったりなんて症状はありません。
まあ、素人DIY作業なので常に用心はしていますが、今更、触る気にもならないほど複雑です…
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