春に向けてジャケットをリサイズした話

春に向けてジャケットをリサイズした話

※今回はマトモな投稿です。

クシタニ本店では年に2回大きなセールをやるんだけど、このタイミングでサンプル品やセカンド品も提供される。高いクシタニ製品を手に入れる格好のチャンスと言える。

昨年冬のセールではテイルドジャケットという、クシタニのレザージャケットの中では比較的手が出しやすい海外製のジャケットを手に入れた。(あくまで比較的。)

このジャケット、ガチガチのスポーツライディングジャケットというよりは少しカジュアルさを意識したデザインになっている。異素材などを使っておらず、切替部も控えめに作ってあるのでスポーティな派手さを感じさせない。身幅も程よくスリムでいわゆるシングルライダースのような雰囲気を感じさせる。

革も海外製とはいえ柔らかなステアハイドを使っており、かなり軽やかな着心地。シボ感も強めで、なかなかいい表情をしている。

試着した瞬間に気に入って勢いよく購入してしまった。だけど、購入したのはあいにく12月だったので、こいつを着てバイクに乗るのは難しい。

仕方がないので暖かい春がくるのを待ちわびながら、時折部屋の中で羽織ってみたりしていた。そんなことを繰り返しているうちに、若干ではあるがジャケットに気になる部分が出てきた。

〜before〜

【フロントビュー】

正面からはいい感じである。身幅は絞られ、着丈も程よく短めでライダース然とした形だ。袖丈もちょうどいい長さと言っていいだろう。なお、写真は肩肘のプロテクターを抜いた状態で撮影している。

【サイドビュー】

お分かりいただけるだろうか。腕まわりが気になってるんだけど、写真だとボディと同化してちょっと分かりにくいかもしれない。腕回りを拡大して見てみよう。

そう、肘周りを中心にアームホールが太い。腕だけダルんとしてる。ライディング時の動き易さ、ハードプロテクターを入れた時のゆとりを考慮しての太さというのはもちろん分かっている。分かってはいるんだけど、もう少し細いほうが街に溶け込みやすい。これよりも本気度の高いスポーツライディングジャケットも持っているので、このジャケットはソフトプロテクターを入れて気軽に着るとしたら、ここまでの太さはいらないかもしれない。

ちなみにライディングポーズをかますと以下のようになる。

このように肘が突っ張って動きを邪魔するようなことがないような構造になっていることが分かる。だが、やはり日常での使用には少し太い。

【リアビュー】

もう一つは後ろ側の裾である。テイルドジャケットという名はこの背面裾のとんがった尻尾のようなデザインからきているのだが、正直何がいいのかよくわからない。普通に短くしたい。

ということで、現状でもいい感じではあるが、「肘周りの太さ」「背面の尻尾」の2点が気になっている。なんとかならないものだろうか。

ダメ元で実家の母に電話でリサイズを打診してみたところ、「やだ。無理。風邪ひくなよ。」との回答だったので、今回は革修理の専門店に依頼してみることにした。クシタニショップに相談するという手もあったが、「尻尾がいらないんです〜」とか言うと、メーカーとしての矜持を傷つけることになりそうなので、全然関係ない店に持っていく。

手持ちの洋服と比べつつ、直し屋に依頼するサイズ感を心の中で決めて、いざ名古屋のアコアさんを訪ねた。

〜いざリサイズへ〜

アコアさんは革製品の修理専門店で、ホームページを覗いたところリサイズもやってくれるようだったのでここに決めた。自宅からそれなりに近く、持ち込んで要望を直接伝えられるのは大きい。

まず、腕まわりについては外側を開いてカットしてもらうイメージだったのだが、内側を開いてカットしてもらうことにした。なんでも、バイク用のジャケットは腕の外側の縫製がかなりガッチリしているため、外側はあまりほどかないほうがよいらしい。また、外側をつめるとうまくプロテクターが納まってこないようだ。

尻尾の部分も、現物のつくりを見ながらできるだけ手間(=費用)がかからない範囲でリサイズの程度を調整することができた。リサイズに必要以上にお金をかけたくはないので、こういった調整がきくのはありがたい。

革製品のリサイズをしてくれる店舗はネットで注文できるタイプもある。ただ、やはり実店舗では現物を見ながら相談してその場で方針を決定できるので、直しの方向性の調整がスピーディなうえに納得感と安心感がある。

〜after〜

依頼から2週間かからないうちに仕上がったとの連絡がきた。結構早い。とはいえ、リサイズの内容によっては時間がかかるはずなので、シーズンオフの時期などに依頼するのが得策だろう。

費用は肘と尻尾で合わせてセールで安く手に入れた分が飛んでった感じだ。まあ、妥当な額だろう。

以下はリサイズ後の写真である。

【サイドビュー】

(ソフトプロテクター装着状態)

まずは腕周り。たぶん分かりにくいと思うが、アームホールが全体的に少し細くなった。外側は開いてないのでソフトプロテクターもちゃんと入れられるし、もともとが柔らかい革なので動かしても窮屈さは感じない。

【リアビュー】

背面裾の尻尾もバッサリカット。側面からのカーブを極力維持した形状に仕上げてくれているのでもとの形状を知らない人が見れば自然に見えるだろう。縫製もとても綺麗で頑丈そうだ。

さて、実はこの写真でもう一つ変わった点があるのだが、お分かりいただけるだろうか。時代の先端をゆく鋭いRIDEMATEユーザーの皆さんなら、とっくに気付いているかもしれない。

「みなまで言わなくても分かってるよ。それは野暮ってやつだよ山田さん。」そんな声がきこえてくるようである。だけどごめんなさい。せっかくなので言わせてください。

そう!このリサイズ待ちの期間に中古のデジカメを購入したため、写真の質が格段に向上しているのである!(リサイズ前の写真はiPhone7で撮影。)

リサイズ前後の写真を見比べてみると、リサイズ後は革のきめ細やかな質感をうまくとらえられているのが分かると思う。まだまだうまく扱えないが、寒い季節が終わったら綺麗な景色を撮りに行きたい。

少し話が脱線してしまったが、今回のリサイズにはなかなか満足している。ハードルの高い印象があるかもしれないが、やってる人はやってるようだ。セールや中古で安く手に入れたジャケットを自分好みのサイズ感にするのも楽しかもしれない。

もうすぐ春が来る。

新しいカメラを鞄に入れて、お気に入りのジャケットを羽織れば、きっと心が弾むだろう。

さあバイクに乗ってに出掛けよう。

そこにはまだ見ぬ世界が広がっている。

出会おう。

共に走ろう。

分かち合おう。

僕たちはバイクで繋がっていく。

WE ARE RIDE MATE.

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コメント

  1. オチが思いつかなかったので、RIDEMATEのPVを最後に付けてみたところ、とても爽やかな読後感になりました。
    オチの思いつかなかった皆さんにオススメです。

  2. リサイズの工賃いくらしました?

    今回は期待を裏切る爽やかな内容でした

    いつもの
    バイク関連かと思わせて
    良質な下ネタ絡ませる
    貴殿の芸風嫌いじゃない

  3. ビフォーの腕周りにゆとりがあってイイじゃないの~✌️
    そして尻尾もなんかわからんけどカッコイイじゃないの~✌️
    と、感じましたが…
    アフターはもっとイイですさすがマヂさん

  4. >赤い天然さん
    工賃は合わせて1.5万でした。ただ、これはジャケットのつくりによって前後すると思います。
    袖は細くなりましたが、芸風については幅を広げていきたいですね。
    >ぅるとらさん
    もとの形でも格好良かったんですが、一度リサイズってのをやってみたかったというのもあります。ただ、尻尾はやっぱりいらないと思いました。

  5. そして手に持つは ぺぺローション

  6. >しどさん
    誰も気づいてないんじゃないかと思ってそわそわしてました。ありがとうございます。

  7. 僕は
    SOFT ON DEMANDの赤色を
    愛用してます

    風呂場でも
    パッと見
    トリートメントかなの外観で
    いやらしさゼロです

  8. >赤い天然さん
    一瞬、新進気鋭のブランドの真っ赤な革ジャンの話をしているのかと思いました。